ギリシャ北部 ワイン産地訪問①
- wwineoclock
- 2023年8月28日
- 読了時間: 3分
2023年7月
日本からカタール(ドーハ)経由、さらにキプロスで乗り継いでギリシャ北部の都市
テッサロニキに到着。
途中飛行機の外の景色はドーハの砂漠地帯から地中海のコバルトブルーの海の上空を抜ける。着陸態勢に入り高度がさがると、さらに美しい海が眼下に迫ってくる。
長時間フライトだが、久々のギリシャ訪問で気持ちが高揚しているせいか、疲れを感じず
ギリシャの地に降り立った。

ドーハからキプロスへ向かう飛行機から
砂漠が広がり、火星のような景色(笑)

いよいよ眼下には地中海が見えてきた。
最初に訪れたテッサロニキはギリシャ北部の港湾都市。
歴史のある町だが、市内の中心部は1917年に大火で焼失し、その後再建された為
街並みはモダンなヨーロッパ風の雰囲気。
市内の中心部にある市場は新鮮な野菜や肉、オリーブやチーズを並べる店が並んでいる。
ヨーロッパらしいドライハーブやスパイス、ナッツやドライフルーツなど眺めて歩いているだけでも、少しだけ地元民になったような気分を味わえる。
市民の生活を支える市場はに地元む人たちの生活の色や匂いを感じるにはとてもいい場所だ。今回訪れた時期はギリシャの人々がバカンスに出かける時期のようで、いつもの半分くらいの人口しかいないらしいが、初めて訪れた私にはとても活気があるように感じた。

マーケットの野菜売り場

フェタチーズはギリシャ国民の食生活にかかせないもの
7月は日没が9時頃なので、ディナーを食べた後もゆっくりと街の散策を楽しめる。
夜の街は海沿いの通りの街頭に沿って多くの人々が行きかっていた。
海沿いのバーでゆっくりワインを飲むのはとても贅沢な時間に思えた。

テッサロニキ アリストテレオス広場

海沿いの道は遅い時間でも多くの人たちが行きかっていた

路地裏でもテラス席に多くの人たちが

暑いギリシャでは日没後に食事に出る人が多く、夜の11時頃でも
多くの人たち食事や飲み物を楽しんでいる
さて、今回の訪問の目的はナウサのワイナリー訪問。
ナウサはギリシャ北部マケドニア地方中部にあるギリシャ屈指の赤ワインの銘醸地。
アテネに次ぐ第二の都市テッサロニキから車で1時間半程度の場所にある。
ギリシャは言わずと知れた古代からのワイン産地(まだ日本ではあまり知られていないが)
ギリシャ全土でワインが造られている。北部から南部のエーゲ海に浮かぶ島々まで各地で土着品種を中心としたブドウが多く栽培されているため、地域によって個性豊かなワインが生み出される。


今回の北部地区を代表するはクシノマヴロという黒ブドウの主要栽培地域。
長期熟成に向くこのブドウは果皮が薄く酸味がありタンニンがしっかりある。
若いうちは酸とタンニンがしっかりある為、飲み頃を迎えるには数年の熟成期間を必要とする。近年は若のみタイプのワインも造られるようになってきているが、個人的にはクシノマヴロの特徴を最大限に楽しめるオールドスタイルの熟成タイプが好きだ。

クシノマヴロの赤ワインのイメージ
熟成したワインはオレンジを帯びたラズベリーレッドの色合いを持ち、非常に複雑な香りを持つ。ドライフルーツやドライトマト、ハーブや紅茶の様々な香りが楽しめる。ドライでとても滑らかでエレガントな口当たり。後半にしなやかながらもしっかりとしたタンニンが感じられ、豊かな気分を味わえる。
最近造られている若のみタイプのワインは酸味のある赤い果実の香りを持ち、心地よい酸味と果実の甘味の中にやさしいタンニンを感じるミディアムボディの仕上がりになっている。
スタイルの違うワインを造り出すことで、より幅広いニーズに応えられると感じる。
様々なシチュエーションでクシノマヴロを楽しむ機会が増えていくだろう。

次はクシノマヴロの主要産地のナウサの魅力をお届けします。
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